このところ、中国では微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が低下してきたようだ。そういう話を聞いた(例えば下記のとおり)。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180103/k10011278201000.html
その影響もあると思うが、日本でもPM2.5が高濃度になることは少なくなったようで、大きな「社会問題」にはならなくなった。こうなると、日本ではPM2.5の環境基準の見直しが検討されるかもしれない。それが「社会問題」であり続けないと、自分の食い扶持が減ってしまうと考える人たちもいるので。
環境基準とは、人の健康の保護などを目的として、それを維持するために望ましい基準として定めることとされている(環境基本法第16条第1項による)。しかし現実を見ると、環境基準は「守れるか否か」が判断基準の一つに加わっていることが否定できない。
そのような現実は、一般に公表されている資料には決して現れてこない。